バクラク請求書レビュー|小規模チーム・法人成りを見据えた個人事業主向け請求書ツール
「今は1人で請求書を発行しているけれど、いずれ法人化したり、副業パートナーやアシスタントを雇ったりすることも考えている」——将来のチーム化・法人成りを見据えて、最初から複数人での運用がしやすい請求書ツールを選んでおきたいという個人事業主に候補として挙がるのが、バクラク請求書です。
本記事は、バクラク請求書を実際に長期運用した体験レビューではなく、公式サイトの料金ページ・機能ページを一次情報として照合し、整理した比較情報です。また本記事は確定申告の要否や個別の税務判断についてお答えするものではありません。実際の申告にあたって不明点がある場合は、税務署または税理士など専門家にご相談ください。
ツール概要
バクラク請求書は、株式会社LayerXが提供するクラウド請求書サービスです。請求書を発行する「バクラク請求書発行」と、取引先から受け取った請求書を管理する「バクラク請求書受取」の2つのサービスで構成されており、インボイス制度・電子帳簿保存法に対応した書類の作成・保存ができます。
もともとは法人・小規模チームでの経費精算業務の効率化を主眼に設計されたサービスで、稟議・承認フローや複数人での権限管理など、チームでの運用を前提にした機能が豊富に用意されている点が特徴です。小規模利用向けの無料プランも用意されていますが、上位プランや請求書受取サービスの一部機能は要問い合わせ制となっています。
メリット
- 稟議・承認フローに対応:請求書の発行・支払いに承認プロセスを組み込めるため、副業パートナーやアシスタントが増えても業務フローを崩さずに運用しやすい設計です。
- 発行・受取の両方をカバー:自分が発行する請求書と、取引先から受け取る請求書の両方を1つのサービスで管理できます。
- インボイス制度・電子帳簿保存法に対応:制度対応のフォーマットで書類を作成・保存できます。
- 法人成り後もそのまま使いやすい:もともとチーム利用・法人利用を前提に設計されているため、個人事業主から法人化した際にも運用の枠組みを大きく変えずに移行しやすい点が強みです。
向いている人
- 法人成りやチーム化を見据えており、請求書発行を将来的に複数人で運用したい個人事業主
- 副業パートナーやアシスタントと承認フローを組んで請求書業務を進めたい人
- 発行だけでなく、取引先から受け取る請求書の管理も1つのサービスにまとめたい人
向いていない人
- 1人だけで請求書を発行できればよく、承認フローなどのチーム機能は不要な人(この場合はMisocaやINVOYのようなシンプルな請求書特化サービスの方がコストを抑えやすい場合があります)
- 会計・確定申告まで1つのサービスで完結させたい人(バクラク請求書は請求書発行・受取が中心で、会計・確定申告機能は持ちません)
- できるだけ料金を事前に把握してから導入を決めたい人(上位プランや一部機能は要問い合わせ制のため、詳細な料金は公式サイトからの問い合わせが必要です)
代替ツールとの比較
請求書発行に特化したシンプルなサービスとしては、MisocaやINVOYもよく比較されます。
Misocaは月10通までの請求書作成がずっと無料で、個人での小規模利用に向いています。マネーフォワード クラウド会計との連携もしやすく、記帳への活用を見据えたい場合の選択肢になります(詳しくはMisocaレビューで解説しています)。
INVOYは、請求書の発行だけでなく受け取った請求書の管理・支払いまでを無料の範囲でカバーしている点が特徴です(詳しくはINVOYレビューで解説しています)。バクラク請求書がチームでの承認フローを重視するのに対し、INVOYは1人でコストをかけずに発行・受取の両方を管理したい場合に向いています。
料金プラン詳細
バクラク請求書発行には、少量の請求書発行から気軽に始められる小規模利用向けの無料プランが用意されています。発行件数が増えたり、承認フローや複数人での権限管理など本格的なチーム機能が必要になったりした場合は、有料プランへの移行が前提になります。上位プランの具体的な料金は要問い合わせ制のため、公式サイトからの見積もり相談が必要です。
具体的な金額は個社の利用規模によって変動し、また改定される可能性もあるため、本記事では詳細な料金の記載を避けています。必ずバクラク請求書公式サイトで最新情報をご確認ください。
よくある質問
Q. 個人事業主が1人で使う場合でもメリットはありますか?
将来的にチーム化・法人成りを予定している場合は、最初から承認フローや権限管理に対応したツールに慣れておくメリットがあります。ただし、当面1人だけでの運用が前提であれば、MisocaやINVOYのようなシンプルなサービスの方が使い勝手がよいと感じることもあります。
Q. バクラク請求書だけで確定申告はできますか?
バクラク請求書は請求書の発行・受取に特化したサービスであり、会計・確定申告の機能は持ちません。確定申告まで行う場合は、freeeやマネーフォワード クラウドのような会計ソフトを別途利用する必要があります。
Q. 料金はどのくらいかかりますか?
小規模利用向けの無料プランがある一方、上位プランや一部機能は要問い合わせ制です。利用規模や必要な機能によって料金が変わるため、具体的な見積もりは公式サイトからの問い合わせをおすすめします。
まとめ
バクラク請求書は、稟議・承認フローや発行・受取の両対応など、チームでの運用を前提にした機能が充実している請求書サービスです。法人成りやチーム化を見据えている個人事業主にとっては、早い段階から慣れておく価値のあるツールと言えます。一方、1人だけでシンプルに請求書を発行したい場合は、MisocaやINVOYのようなサービスの方がコストを抑えやすいこともあるため、自分の事業のフェーズに合わせて比較検討することをおすすめします。
7サービスをまとめて比較したい方はフリーランス・副業向け会計/請求書ソフト比較記事もあわせてご覧ください。
本記事の料金・プラン内容は2026年8月時点でバクラク請求書公式サイトを確認して作成しています。料金改定・プラン変更が随時行われる可能性があるため、実際の契約前には必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。また本記事は税務に関する個別助言を目的としたものではありません。確定申告の具体的な判断については税理士など専門家にご相談ください。